ほっと一息、ひとりごと

日常をキリトリ✂

名付け

名付けって本当に難しい!
私はずっとマンション暮らしだったから、生き物に名前をつけるということをしてこなかった。ぬいぐるみに愛称をつけたりなんかはしたけれど、やっぱり生きているものに名前をつけるのは責任を感じる。その命とともにある名前なのだから。

そんな私が初めて名前を考えたのは息子誕生の時だ。
春を前にしてお腹の中で子供が動きまわるようになり、その頃4Dエコーで立体的な赤ん坊を見た。不明瞭ながらも目鼻口が確認でき、こんなに小さいけどもう人間なんだなあと感心したのを覚えている。お腹の中にいる子供が人間、という実感が湧き、少しずつ名前を考え始めた。生まれてくる子供を想像するのはとっても楽しい。

妊娠中私は『ゴールデンカムイ』や『鬼滅の刃』といった近代の日本を舞台にした漫画にはまっていた。佐一や伊之助(二次元では公式美形・イケメンキャラが好きです♡)といった登場人物たちの名前、いわゆるレトロネームをつけたかった。しかし、姓名判断で吉以上の名前に絞り込んだ、私のレトロネーム候補は夫にことごとく却下された。何ならイマドキネームも拒否された。私たちは名前の好みが正反対の夫婦だったのだ!!!

夫と頭が痛くなるくらい真剣に考える日々。近付く出産予定日。なんとかひねり出した名前の候補は2つ、このどちらかでいこう。最終的に生まれてきた我が子を見て名前を決めた。息子が気に入るかは分からないけれど、私たちはこの名前に思いを込めた!これだけは断言できる。

余談だが、中性的な名前の息子、実物は昭和の親父感が強めである。眉間にシワを寄せた渋顔、威厳たっぷりの態度。レトロネームの方が本人の性格と合ってたかしらん?なんて思う今日この頃。