ほっと一息、ひとりごと

日常をキリトリ✂

朝の6時半

目が覚めると外が明るくなった。アラームはまだなっていないようだ。時間を確認すると朝の6時半、でも今日は夫がゆっくり出勤する日。起きたついでにゴミ出しをして二度寝しよう。

そんな気持ちは外に出た途端吹き飛んだ。秋を含んだひんやりとした空気がごうごうという風に巻き上げられている。そらは思ったより明るくて、白や黒や灰色の雲がぐんぐん流れていく。空は一面雲で覆われているのに、遠くに見える山は妙に緑でくっきりしている。

台風のときみたいな天気だ。台風が接近するのはもう少し先のはずじゃなかったっけ?にしても、家の中はいつもと同じでシーンとしているのに一歩外に出ると全く世界が変わってしまって驚く。そしてまだ少し時間が早いからか外には人が誰もおらず、それがますます非日常感を高めていた。毎日を粛々と過ごす中で唐突に現れる非日常的な瞬間。この瞬間心が躍って非日常の先に行きたくなる。そんな一瞬のわくわくはお天気や空だったり、映画や小説、アニメなどの創作の世界だったり様々だ。

日常を送りながらでも非日常を感じることができる喜びを忘れず。そして非日常が日常に変わる瞬間を大切にしていきたい。ああ、飛行機に乗ってどこかに行きたいな。