ほっと一息、ひとりごと

日常をキリトリ✂

負けられない戦い

最近筆ならぬ指が進まない。書きたい事柄は頭にぼんやり浮かんでいるのだけれど、いざ書こうとすると止まってしまう。インプット不足かな。下書きにメモを残しているうちに時間が過ぎ、どの内容も鮮度が落ちていく。過去を回想したり未来を思い描くのは好きだけど、だからこそ現在を切り取っておきたいなんて思ったり。

今日は出来立てホヤホヤのネタがある。本当にしょうもない話だし、全くまとまってないけど書き起こしてみる。

昨日明太フランスパンを買ってきてもらった。私は明太子もフランスパンも大好きなので、パン屋さんに行くとかなりの確率で明太フランスパンを買う。夫ったら私の好みを把握しているのね!流石だわ!

久々にフランスパンを食べて思ったこと、このパンめちゃくちゃ固い。初めは味わって食べていたはずなのに、気付けば噛みちぎって咀嚼することに集中している。しかもかなりの長さがある。このパンに対してはこちらも本気で挑むべきだろう。そこで一緒に昼食をとっていた息子に「ママ、今このフランスパンと勝負してるから。ママの顎とフランスパンとの戦いなの。おしゃべりせず食べるけど気にしないで。息子くんもゆっくりスパゲッティ食べてね。」と伝えておく。息子は大人しくナポリタンを食べ始めた。主張すべきところでは主張し、それ以外のときは割と相手の意向を尊重する、彼の良いところだ。

環境は整った、あとはやるだけだ。口を開けてフランスパンにかぶりつく。全力で噛みちぎる。痛む顎を叱咤しパンを咀嚼する。この作業を繰り返す。パンに勝つという闘争心、あれほど固いパンを噛みちぎっている快感、顎も痛いし少し休憩したいな〜という誘惑、様々な感情を包み込むバターと明太子の香り。一つ一つは荒削りだが完璧なバランスで成り立っている。そして最後の一口、一番固い部分を食べ終えたときの達成感と言ったら!これだから明太フランスパンはやめられない。
暖かく光の満ちた部屋で、各々が黙々と食事を平らげるシーーーーンとした時間を過ごした。

書きながら、明太フランスパンなのか明太子フランスパンなのか分からなくなっている。ま、どちらでも良いか。伝わるし問題ないでしょ!

私は噛みちぎるのが好きな人間なので、骨付きの肉も大好きだ。ケンタッキーとか手羽先とかスペアリブとか美味しいよなあ。夫は骨を嫌がる人間なので、一緒に食べるときは夫用の肉をとった後に私が骨をいただく。息子はどちらなんだろう。肉派?骨派?骨派なら家庭内の平和を保つため、一人一本骨を用意しようと思う。