早朝4時、末っ子が指を吸う音で目が覚めた。取りあえず横になったまま授乳してみる。まだ飲み足りなさそうなので急いでミルクを100ml作った。その間泣かずに待っていてくれてホッとする。早朝だと泣き声で次男が起きてしまい、大声をあげ始めることもしばしば。今日は大丈夫だったようだ。
ミルクを飲み終わっても眠くなる様子はなく、アーウーとおしゃべりし始めた。その声で上2人が起きてしまうといけないので寝室を出てソファーに座ってみる。こんなに小さいのになかなかの声量、扉の向こうにも確実に聞こえているだろう。どうしたものか…。
そこでひらめいた!図書館に返却する本があるではないか!捨てたいペットボトルが山積みになっているではないか!どちらも地味に面倒くさく、加えて子供連れで3人分の車の乗降、コンビニで何かねだられる出費を思うと後回しになっていた。一番は私の運転技術…元々下手だし、産後はマミーブレインのせいなのか子供の声が増えたからなのか、集中を持続させるのにかなりのエネルギーがいる。しかし今は朝の5時前、人も車も少なくて快適なドライブができるはずだ。
そう考えてからは早かった。急いで着替えを済ませて末っ子を抱っこして車に乗リ込む。なぜかこの時間まで起きていた夫が玄関先で見送ってくれた。外はまだ暗いのでライトをつけていざ出発!まだ寝静まっている家々の間を進む。大きい道路に出ると数台の車と一緒になった。彼らはどこへ向かっているんだろうか。私は方角的に高速道路?とか思われているのかしら?などと考えながらスイスイ車を走らせてあっという間に図書館に到着した。
末っ子を車内に残してダッシュで返却を済ませた。次はお楽しみのコンビニ!もはやペットボトル捨てはただの口実、その後コンビニでちょっと贅沢するのが本命なのである。
途中ゴミの入ったスーパー袋(道のど真ん中を陣取っていた!)との接触というハプニングはありつつも無事コンビニに到着。30本のペットボトルを捨ててさあ末っ子を抱っこ、と思ったらうんぴの香り…車内待機確定です。
お目当ての麻辣湯は3つとも出会えずがっかり。でもタンパク質たっぷりをうたった酸辣湯とカフェラテをゲットして帰路についた。帰宅したら寝たはずの夫がソファにー座っている!?なぜ!?どうも長男が目覚めてしまい、見守り隊をしていたらしい。疲れた様子で自室に去っていった。ありがとさん。夫のおかげで長男は泣かずに済んだし、末っ子のうんぴも爆発していなかったし良かった〜!何よりあの夜と朝のあわいの空気感はやっぱり大好き、いつか深夜に出発して車を走らせながら朝を迎えてみたいな。そう思いながら明るくなってきた部屋でカフェを啜るのであった。